この記事は、ボドゲ紹介02 Advent Calendar 2020の13日目です。

ボドゲ紹介 Advent Calendar 2020もあるので、そちらも是非ご覧ください。


もりと申します。長崎でボードゲームを楽しんでいます。長崎ボードゲーム友の会発起人、長崎ボードゲームひろばのSNS担当をやらせてもらってます。たまにボードゲームポッドキャスト「おしゃべりサニバ」にも出させてもらってます。ボドゲ紹介Advent Calendar は2018年から書かせていただいています。当ブログにて、長崎のボードゲーマーが書いたボドゲ紹介アドベントカレンダーもありますので(2016年と2017年)、お暇があれば読んでみてください。


今年の上旬、新型コロナウイルスの影響で小学校が休校になりました。我が家では、休校で暇をもて余した子供たちが一日中switch三昧。このままではいかん!と「ネェネェ、ボードゲームデアソボウヨォ~」と声をかけてもけんもほろろ。
しかし、さすがにずっとswitchばかりやっていると飽きるのか、それとも父に気を使ってなのか、時たま「ボードゲームしよう」と二階にある汚部屋ボードゲーム棚からゲームを引っ張り出してきて遊ぶ機会もありました。どんなゲームで遊んだかというと、主にパーティゲームと言われるものが多かったです。はぁって言うゲーム、私の世界の見方などなど(あれ、良く見える場所にヨーヴィックを置いてたんだけど、1回も持ってこなかったな……)。そして、今回紹介するThrow Throw Burrito (投げ投げブリトー)。


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※ボドゲーマさんでは「ブリトー投げる投げる」と書かれていますが、ここでは「投げ投げブリトー」で書かせてもらいます。


投げ投げブリトーは、「こねこばくはつ」を製作したことで有名なExploding Kittens社(社名がこねこばくはつ…!)が作ったカードゲームです。2019年にキックスターターで募集が行われ、最終的に2億5000万円が集まりました。


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これに2億円が…。



プレイ人数は2~6人。プレイ時間は15分。対象年齢は7才からとなっています。


ルールは一言で言うと、リアルタイムのセットコレクションっぽいゲーム。

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カードをシャッフルし、15枚ほどの山札を作って自分の右側に置きます。
余ったカードは2つの山札に分けて、真ん中に置いておきます。



そして…。


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ブリトー!




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これも誰でも取れるように真ん中に置いておきます。


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自分の右側にある山札から5枚取り手札にして、ゲームスタート。


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手札から1枚、左隣のプレイヤーの山札のところに裏向きで捨てて、


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自分の山札から1枚引く、これの繰り返しです。
あ、このゲーム、ターンなんてありません。リアルタイムで全員一斉にやります。ですので、まぁ騒々しい。


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で、手札に同じカードが3枚集まったら、


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表にして自分の前に出しておきます。これが点数になります。


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これらはノーマルカード。書かれているのは謎の生き物たち。英語で韻を踏んでるみたいですね。


カードを出したら手札が5枚になるまで山札から補充します。山札がなくなったら、右隣のプレイヤーが捨てたカードから、もしくは真ん中に置いてた山札から補充します。



カードの種類はノーマルだけではありません。
ブリトーカードなるものも存在します。
ブリトーカードには3種類あります。


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左からBrawl(乱闘)、War(戦争)、Duel(決闘)です。
ブリトーカードが3枚揃ったら、揃えたカードの種類を声に出してから自分の前に出します。ここでやっとブリトーの出番です。
Brawl(乱闘)カードが揃った場合、揃えたプレイヤーの両隣のプレイヤーでブリトーをぶつけ合います。先にブリトーを当てられたプレイヤーは負傷トークンを1枚受け取ります。

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負傷トークン。



War(戦争)カードの場合は、揃えたプレイヤー以外のプレイヤー同士でブリトーをぶつけ合います。揃えたプレイヤーじゃなければ、誰がブリトーを取っても構いませんし、誰にぶつけても構いません。これも最初に当てられたプレイヤーが負傷トークンを1枚受け取ります。
Duel(決闘)カードの場合は一旦ゲームを止めて、揃えたプレイヤーは誰でもいいので2人を指名します。指名するのは自分でも構いません。

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指名されたプレイヤーは、ブリトーを1つずつ手に持ち、背中合わせに立ちます。
そして、


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3…、

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2…、

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1…、


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ブリトー!



西部劇で良くある決闘のように1歩ずつ前に進み、ブリトー!の掛け声で振り向いてブリトーをぶつけ合います。先に当てられたプレイヤーが負傷トークンを受け取ります。



負傷トークンが全てなくなったら1ラウンドが終了。揃えたノーマルカード1組につき1点、ブリトーカードは1組2点、負傷トークンはマイナス1点として計算し、1番得点が多かったプレイヤーが勝者となります。

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勝者の証のFear meトークン。



これをもう1ラウンド行って最終的に勝者を決めます。
1ラウンド目と同じプレイヤーが勝利した場合、文句なしにそのプレイヤーが勝者です。
1ラウンド目とは別のプレイヤーが勝利した場合、1ラウンド目と2ラウンド目の勝者で決闘を行い、勝った方が勝者となります。


このゲームは「半分カードゲーム、半分ドッジボール」とパッケージにも書かれていますが、醍醐味はやはりブリトーをぶつけ合うところでしょう。ちなみに投げられたブリトーをキャッチした場合は、ブリトーを投げたプレイヤーが負傷トークンを受けとる羽目になります。相手に気を使って軽く投げようものならキャッチされてしまいますので、心を鬼にして思いっきりぶつけましょう。
ブリトーのぶつけ合いの中でも、特に目を引くのは決闘。大の大人が背中をくっつけて1歩ずつ離れていくなんて、なかなか見られません。この時も避けたり、ものに隠れるのは可能なので、すぐに振り向いて投げるのではなく、避ける動きや、物に隠れる動きなどを入れる駆け引きの部分もあり、非常に熱い戦いが繰り広げられます。
欠点はブリトーが至るところに飛び交うため、ボードゲームカフェなど、他の人が遊んでるようなところでは遊べない点。聞いた話ではカタンを遊んでいる人たちの頭上をブリトーが飛んでいったとかいかなかったとか…。


ワイワイとした雰囲気で子供も大人も関係なく遊べる投げ投げブリトー。アメリカアマゾンで購入可能なので、話の種にいかがでしょうか。同じメーカーが出した、こねこばくはつの日本語版が発売されているので、もしかすると日本語版発売の可能性もあるかもしれないし、ないかもしれません。
私はアウトドアでも遊べるエクストリーム版を購入しようかと思います。こちらのブリトーはビニールボールみたいになっていて、空気を入れると結構な大きさになります。ドでかいブリトーを投げ合うのを想像するだけで、今からワクワクが止まりません。


それでは、終わっていきますか。この記事を書いたのはもりでした。ありがとうございました。
(写真協力:ボードゲームカフェサニーバード)
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